2012年の11月のACT1にお越しいただいた、重要無形文化財で観世流能楽師の柴田稔さんが、2011年に日本とポーランドで新作能、「ショパンの能」を演じられています!!あらすじは、こんな感じです!
http://aobanokai.exblog.jp/15334760/
かつてショパンが恋人のジョルジュ・サンドとすごし、
数々の名曲を産みだしたフランス、ノアン村の別荘を、
ショパンの親友画家ドラクロワが尋ねる。
そこに調律師(前シテ)が現われ、この別荘のピアノを調え、
この鍵を打てば人を呼び寄せられ、和声と対位法のあわいにひろがる呼び声の宙に向うという。
さらにピアノは宝の蔵であり、柩であり、心の蔵であり、そのなかに我が命を聞くという。
調律師は自分はショパンの霊魂だと明かし、夢での再会をドラクロワに約束して消える。(中入)
まどろむドラクロワにショパンの〈子守歌〉①と、〈前奏曲〉②が聞こえてくる。
その前奏曲の演奏のうちにショパン(後シテ)がありし日の姿で現われ、
音楽への想いとその本質を語り、
自分の音楽が永遠に至るための一歩であると〈ノクターン(夜想曲)〉③により舞を舞う。
やがてパリで客死した自分の心臓が納められている祖国に、我が魂を届けて欲しいと訴え、去ってゆく。
最後にノクターン④(レント・コン・グラン・エスプレッショーネ)が演奏される。
【略歴】
柴田稔さん
1957年まれ。関西大学文学部卒業。1985年初舞台淡路ツレ、1987年初面葵上ツレ、1990年初シテ小鍛冶。披曲は、千歳、乱、石橋、道成寺、安宅。海外公演歴も世阿弥座公演他多数。能以外の出演もあり、2006年にベケット「クワッド」、 室内オペラ「絵師」2007年に朗読と能楽の世界「秘花」。自主公演会青葉の会も主催。鉄仙会理事。重要無形文化財総合指定。
小野智史さん
ACT1代表理事、バングラビジネスパ ートナーズ国内担当執行役員、Daffodil Group(Daffodil Japan IT) 国内担当執行役員、LIGHT UP NIPPON実行委員会
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